前身頃と後身頃で地の目が違う理由とは?オーダースーツの着心地を高める設計

スーツの「地の目」が前後で異なるのは、人間の体の立体構造に寄り添うためです
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スーツの「地の目」が前後で異なるのは、人間の体の立体構造に寄り添うためです

オーダースーツを仕立てる際、生地の織り糸の方向である「地の目(じのめ)」が、前身頃と後身頃で微妙に異なることに気づく方は少ないかもしれません。結論から申し上げますと、前後で地の目を変える理由は、静止している時だけでなく、動いている時にも美しいシルエットと快適な可動域を両立させるためです。

人間の体は、胸側が膨らみ、背中側が丸みを帯びるという複雑な三次元構造をしています。Base Segretaでは、この解剖学的な特徴を捉え、生地の特性を最大限に活かす設計を行っています。地の目を意図的に操作することで、肩の凝らない軽い着心地と、シワの寄りにくい端正なルックスが実現するのです。

ステップ1:生地の性質と「地の目」の基本を理解する
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ステップ1:生地の性質と「地の目」の基本を理解する

オーダースーツ選びの第一歩は、生地が持つ「方向による伸びの違い」を知ることです。地の目とは、生地の縦糸が通っている方向を指します。

  • 縦方向:伸びが少なく、型崩れしにくい性質があります。
  • 横方向:適度な弾力があり、体の横幅の変化に対応します。
  • バイアス(斜め):最も伸縮性が高く、曲面に馴染みやすい特性を持っています。

大阪・梅田のBase Segretaで取り扱うDORMEUILやZegnaといった名門生地は、この地の目の通し方ひとつで、その風合いが劇的に変わります。前身頃にはシャープさを、後身頃には運動量を、というように役割を分担させるのがプロの設計です。

ステップ2:前身頃に「垂直な地の目」を通す理由を知る
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ステップ2:前身頃に「垂直な地の目」を通す理由を知る

前身頃は、スーツの顔となる部分です。ここでは地の目を地面に対して垂直に通すことが一般的です。これには明確なメリットがあります。

  • ドレープの美しさ:重力に従って生地が真っ直ぐ落ちるため、ラペル(襟)から裾にかけてのラインが綺麗に出ます。
  • ボタン周りの安定感:生地が伸びにくい方向に地の目を通すことで、ボタンを留めた際に不自然なシワが寄るのを防ぎます。
  • 視覚的なスマートさ:ストライプ柄などの場合、垂直なラインが強調され、視覚的に引き締まった印象を与えます。

Base Segretaでは、60,000円台からのオーダーであっても、この基本的な設計を疎かにしません。特に経営者の方や、人前に立つ機会の多いビジネスパーソンにとって、この「前からの見え方」は信頼を勝ち取るための重要な要素となります。

ステップ3:後身頃で地の目を「逃がす」高度なテクニック
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ステップ3:後身頃で地の目を「逃がす」高度なテクニック

一方で、後身頃(背中側)は、前身頃と同じように垂直に地の目を通すとは限りません。実は、肩甲骨の動きを助けるために、あえて地の目を少し傾けたり、カーブに合わせたりすることがあります。

なぜ後身頃は特殊な設計が必要なのでしょうか。それは、人間が腕を前に出すとき、背中の皮膚は大きく横に伸びるからです。もし後身頃の地の目を完全に固定してしまうと、腕を動かした際に突っ張り感が生じ、スーツの寿命を縮める原因にもなります。後身頃に適切な「ゆとり」と「生地の遊び」を持たせることで、一日中着ていても疲れないオーダースーツが完成します。

ステップ4:体型補正と地の目の関係性をチェックする
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ステップ4:体型補正と地の目の関係性をチェックする

既製品のスーツが合わないと感じる方の多くは、この地の目と体型のミスマッチが原因です。Base Segretaのフィッティングでは、以下のポイントを重点的に確認します。

  • 猫背や反り腰の有無:背中の曲がりに合わせて地の目の角度を微調整し、背筋が伸びて見えるように仕立てます。
  • 肩の厚み:スポーツをされている方など、肩幅がある場合は、後身頃の地の目を調整して可動域を確保します。
  • 左右の体型差:利き腕の発達などによる左右差も、地の目の通し方で視覚的にカバー可能です。

このように、一人ひとりの骨格に合わせて地の目をコントロールできるのが、フルオーダー対応も可能なBase Segretaの強みです。

ステップ5:無料オプションを組み合わせて理想の一着を完成させる
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ステップ5:無料オプションを組み合わせて理想の一着を完成させる

地の目の設計が完璧であっても、細部の仕様が伴わなければ最高の着心地は得られません。Base Segretaでは、本格的な仕立てを支えるオプションを無料で提供しています。

  • 本切羽(ほんせっぱ):袖口のボタンが開閉できる本格仕様で、手元の表情を豊かにします。
  • 多彩なデザイン裏地:見えない部分にこだわることで、自分だけのアイデンティティを表現できます。
  • 丁寧なヒアリング:「デスクワークが多い」「移動が激しい」といったライフスタイルに合わせ、最適な設計を提案します。

「地の目の違い」という専門的な視点を知ることで、オーダースーツ選びはより深い楽しみへと変わります。大阪・梅田の店舗では、実際に生地を手に取りながら、こうした構造の違いについても詳しくご説明いたします。

よくある誤解:地の目が曲がっているのは不良品?

時折、「ストライプが背中で少し斜めになっているのは仕立てミスではないか」という質問をいただきます。しかし、これは意図的な設計である場合がほとんどです。人間の背中は平らではないため、平面の生地を立体的な体にフィットさせる過程で、地の目は必然的に変化します。むしろ、どこから見ても完全に垂直な線が引かれているスーツは、平面的な作りであり、着心地が硬い可能性があるため注意が必要です。

Base Segretaでは、お客様の「なぜ?」に真摯にお答えします。初めての方でも、質問だけの来店相談も大歓迎です。梅田駅徒歩圏内の路面店で、あなただけの特別な一着を一緒に作り上げましょう。

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