上襟のフェルトが必要な理由とは?オーダースーツの着心地を支える裏側の秘密

上襟のフェルトは「ただの裏地」ではなく、スーツの寿命と着心地を左右する生命線です
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上襟のフェルトは「ただの裏地」ではなく、スーツの寿命と着心地を左右する生命線です

スーツの襟をめくった際に見える、カラークロスと呼ばれるフェルト生地。実は、このフェルトがなければ、スーツの美しい曲線と首への吸い付きを維持することは不可能です。多くの既製品ではコスト削減のために簡略化されがちな部分ですが、Base Segretaのオーダースーツでは、このフェルトの役割を最大限に活かし、首筋に吸い付くような極上のフィット感を実現しています。本記事では、実務的な視点から上襟のフェルトが必要な理由をQ&A形式で詳しく解説します。

なぜ上襟の裏にフェルト(カラークロス)が使われているのですか?

最大の理由は、表地の保護と「襟の形状記憶」にあります。スーツの襟は常に折り返され、首の動きに合わせて摩擦が生じる過酷な部位です。フェルトを使用することで、以下のメリットが生まれます。

  • 摩擦による摩耗の防止:首との直接的な擦れから表地を守り、生地の傷みを軽減します。
  • アイロンワークによる成形の維持:フェルトは熱による可塑性が高く、職人がアイロンでつけた曲線を長く保つ性質があります。
  • 襟の立ち上がりの補強:適度な厚みと弾力があるため、襟がペタンと潰れず、立体的なロールを維持できます。

フェルトがあることで着心地はどう変わるのでしょうか?

「首への吸い付き」が劇的に向上し、肩にかかる重量感が分散されます。スーツの重さをどこで支えるかは着心地の核心です。フェルトが襟の芯地と連動して首のラインに密着することで、ジャケットの重さが肩先だけでなく首全体に分散されます。これにより、長時間の着用でも疲れにくい「軽い」着心地を実感できるのです。Base Segretaでは、お客様一人ひとりの首の太さや傾斜に合わせて細かく調整を行うため、このフェルトの役割がより顕著に現れます。

既製品とBase Segretaのオーダースーツでフェルトの扱いに違いはありますか?

一般的な既製品では、フェルトと表地を機械で直線的に縫い合わせるだけの場合が多いですが、Base Segretaでは「髭(ひげ)」と呼ばれる仕様や、丁寧なアイロンワークを駆使します。具体的には以下の違いがあります。

  • 表地との馴染ませ方:フェルトをわずかに小さくカットし、表地をいせ込みながら縫い合わせることで、襟が自然に内側へカーブするように仕立てます。
  • 接合部の強度:手仕事に近い工程を入れることで、襟を立てたり寝かせたりしても型崩れしにくい耐久性を確保しています。
  • 見た目の美しさ:襟の裏側まで美しく整えることで、ふとした瞬間に見える細部にもこだわりを感じさせます。

フェルトの色や素材に決まりはありますか?

基本的には表地に近い色が選ばれますが、Base Segretaでは「見えないお洒落」として、あえてコントラストの効いた色やデザインを取り入れることも可能です。通常、カラークロスはウールとレーヨンの混紡などが一般的ですが、上質な素材を使用することで、襟周りの柔軟性と復元力が向上します。Base SegretaではDORMEUILやZegnaといった名門生地に合わせ、最適な質感のフェルトをセレクトしています。

襟のフィット感をチェックする際のポイントを教えてください

オーダースーツを試着する際、以下の項目を確認することで、フェルトが正しく機能しているか判断できます。

  • 「のぼり」のライン:首の後ろ側に隙間(通称:抜け)がなく、シャツの襟にピタリと沿っているか。
  • 襟の返り止まり:Vゾーンの始まりの部分が浮き上がらず、胸元に落ち着いているか。
  • 首を動かした時の追従性:左右に首を振っても、襟が肩からズレたり浮いたりしないか。

Base Segretaでは、これらのチェック項目をプロのフィッターが厳格に確認し、必要であればミリ単位での補正を行います。大阪・梅田の店舗では、実際にどのような工程で襟が作られているのか、サンプルを手に取ってご確認いただくことも可能です。

まとめ:細部へのこだわりが一生モノのスーツを作る

上襟のフェルトは、単なるパーツの一つではなく、スーツの立体構造を支える「背骨」のような存在です。Base Segretaでは、この目立たない部分にこそ職人の技術を注ぎ込み、60,000円台からの本格オーダーでありながら、高級フルオーダーに引けを取らない着心地を提供しています。もし今のスーツに「肩が凝る」「襟が浮く」といった悩みがあるなら、ぜひ一度Base Segretaへご相談ください。質問だけの来店も歓迎しております。プロの視点から、あなたに最適な一着をご提案します。

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